2020年6月8日
5月29日経済産業省および独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、NITE)における
「次亜塩素酸水」の販売実態について(ファクトシート)に対する弊社見解
インターネット通信の整っている環境でご覧いただきたくお願いいたします
【はじめに】
弊社製品ココアクア・クリーンWは弱酸性次亜塩素炭酸水(生成時pH5.75±0.05)の酸性水溶液です。
次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)であるアルカリ性水溶液と弊社製品は異なります。
また、検証結果等資料を添付いたしますが、販売目的ではなく製品に対する根拠を示す資料として掲載しておりますことを予めご了承ください。
日頃より、ココアクアクリーンWをご利用いただき誠にありがとうございます。
心より感謝申し上げます。 弊社の販売する製品は(株)クリスタル技研(以下、製造元)が独自開発した「多目的ガス溶解装置(特許 第560046号)で混合し生成する「水・炭酸ガス・次亜塩素酸ナトリウム」の混合方式タイプです。
食塩(塩化ナトリウム)と水を電気分解して生成する「電解水」タイプ、次亜塩素酸ナトリウムと酸化薬液を水に「希釈混合」するタイプとも異なります。
今回検証されている次亜塩素酸水と主成分の内容比率が違います。
(次亜塩素酸95%:次亜塩素酸イオン5%)
研究発表会の様子TVニュース https://www.youtube.com/watch?v=9E3sE8LiYSU&feature=youtu.be
なお、次亜塩素酸は、新型コロナウイルス感染症が広まる以前から、成分規格や使用基準を定め、医療現場、 歯科、飲食店、農業、畜産業など国内で広く使用されています。
【安心・安全・除菌力について】
■除菌力について ・第三者機関「(株)食環境衛生研究所」による殺菌試験を実施し、除菌力(菌の不活化能力)を実証している次亜 塩素炭酸水です。
※試験菌株は国の管理下にある(番号付与)菌株です。
[製造元見解]
試験は有効塩素濃度50ppmを基準にpHを3段階に設定し実施しました。
pH5.0を超えると殺菌力が高くなる結果を得られました。
その後の研究でpH5.0~pH6.0で最も殺菌力があることが分かりました。
pH5.0~pH6.0と比較するとpH6.5は若干除菌力が低下するものの、同一有効塩素濃度における次亜塩素酸ナトリウム (ソーダ)水溶液と比較して除菌力は極めて高いです。
pH5.06有効塩素濃度50ppmの殺菌試験結果を基に、pH6.5においても十分な除菌力があると位置づけています。
平成23年、秋田大学との共同研究時に、芽胞菌類の殺菌試験結果が得られました。
その後、製造元として改めて芽胞菌類の殺菌試験で結果を得ています。
同じ製造装置を用いているグループ企業により、一般社団法人青森県薬剤師センターにおいて大腸菌をはじめ様々な菌類の殺菌試験結果も得ております。
細胞壁を持つ「芽胞菌」類の不活化が確認できるということはそれ以外の菌・ウイルスの不活化が可能であることは過去の論文(製造元ホームページ参照)や文献に発表されています。
《試験結果》 http://www.crystalgiken.com/img/sakkin.pdf
■安全性について
・製品への責任として、製造元は安全データシートを作成し製品提供をしています。
《安全データシート》 http://www.crystalgiken.com/img/anzen.pdf
・検査結果証明書を取得し、基準値を明確にしています。
《検証結果証明書》http://cocoaqua.info/product/
これらの基準に基づき製品は製造されています。
■空間噴霧の危険性について
WHOは「消毒剤を人体に噴霧することはいかなる状況であっても推奨されない。」とありますが、消毒剤とはホルムアルデヒド、塩素系漂白剤、又は第4級アンモニウム化合物など…と例に挙げています。
ここにある塩素系漂 白剤とは次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)を示しています。
NITE発表のファクトシート(4)厚生労働省からの注意 において (問1)に対する(答)後半
次亜塩素酸水を用いた市販の製品等の安全性に言及するものではない。 と記載があるとおりです。
※次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)(※アルカリ性水溶液)の噴霧は危険です。
次亜塩素酸を主成分とする弊社製品は、いわゆる次亜塩素酸水に分類されます。
だからこそ! 世界や国の管理基準のない一般雑貨として、製品に対する企業の責任ある事前準備として製造元は「安全デー タシート」の作成、検査結果証明書を取得するなどして責任ある製品を提供しております。
開発からおよそ10年間、空間噴霧による事故の報告は、塩素アレルギーをお持ちの方にかゆみが出るという一件のみです。
これに対しては弊社媒体においてご配慮とご注意を追記させていただきました。
■その他、参考情報 様々な情報が飛び交っておりますことから以下を参考情報として添付いたします。
次亜塩素酸水めぐる拙速報道に苦言 奈良林直(東京工業大学特任教授)
https://jinf.jp/feedback/archives/30657
1、NITEによる次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの消毒目的利用について 「現時点において「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない」
[見解] 引き続き検証試験を実施することとなっており、結論が出ているわけではありません。
6月中旬の最終結果の発表の後、改めて見解をお示しします。
いわゆる次亜塩素酸水について様々な評価があるようですが、別機関において新型コロナウイルスの不活化試験の結果発表も掲載されておりますので添付いたします。
北大研究グループが第二弾発表 「次亜塩素酸水」のウイルス不活化
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000056737.html
(研究成果の発表)新型コロナウイルスに対する次亜塩素酸水の不活化効果を証明 第 2 報【令和 2 年 5 月 26 日更新】 https://www.obihiro.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/act3.pdf
2、次亜塩素酸水の表記内容について 次亜塩素酸水として販売されている製品の中には、製法や原材料が明記されてなく、液性をpHによって明記しないものも多く、安全性も根拠不明なものが多い。
(1)製法(電気分解、希釈混合など)が明記されていない。または「特殊製法」などと曖昧に記載されている。
(2)有効塩素濃度ppm値、液性をpH値によって明記していないものが多い。また、弱酸性などと曖昧に記載している。
(3)製造日及び使用可能期間、使用可能期間中の有効塩素濃度の低減について明記されていない。
(4)成分や原材料が明記されていない。
[見解] 商品名:ココアクアⓇクリーンW
内容量:1ℓ 有効塩素濃度:500ppm+α(生成時)
液 性:pH5.7±0.05(生成時)
主成分:次亜塩素酸(原材料:水、炭酸ガス、次亜塩素酸ナトリウム)
製造方法:製造元が開発した「多目的ガス溶解装置(特許第5650046号)を用いた炭酸水源水での混合方式
製造日:ボトルに記載
これらは、ボトルシールまたは配布チラシ・チラシ掲載二次元バーコード内・弊社ホームページ(以下、弊社媒体)製造元ホームページに記載しております。
(3)の有効塩素濃度の低減については、開封後3ヶ月以内と記載しております。
秋田大学大学院などとの共同研究時に測定済みですが、現在再測定を実施中です。
(5)除菌などの有効性の根拠が明確でないものが多い。
[見解] 製造元ホームページならびに弊社媒体に殺菌試験結果を公表しています。
(6)食品添加物であることを根拠として人体への安全性を謳っているものがある。
[見解] 食品添加物として認可されている次亜塩素酸水(電解水)と誤認を与えるような表現を削除しました。
なお、一般社団法人食衛生環境研究所より、食品、添加物等規格基準として検査結果証明書を取得しており、製造元ホームページ、弊社媒体に掲載しています。
(7)噴霧に伴う安全上の注意事項(次亜塩素酸ナトリウムとの混同注意等)が記載されていない。
[見解] 次亜塩素酸ナトリウム(ソ-ダ)水と混同しないよう注意書きに記載し、記載箇所を増やしました。また、過飽和状態に ならないように噴霧量を調整して使用するよう弊社媒体にも記載しています。
(8)水以外と混合した場合や、次亜塩素酸ナトリウムとの混同注意等が記載されていない。
[見解] 水道水以外との混合や併用を行わないよう使用方法、注意書きに記載しています。
(9)紫外線によって分解さ入れるため、遮光性の容器に入れるか暗所に保管すべきことを記載していない。
[見解] 直射日光を避けるよう記載していましたが、紫外線によって分解されることや遮光性の容器の使用、保管時は冷暗所 に保管いただくよう追記しました。 現在、容器の改善には努めています。
(10)医薬品および医薬部外品と同一名または紛らわしい名称を用いている。
[見解] 商品名:ココアクアⓇクリーンW
(11)薬機法に基づく承認を得ていないにも関わらず、手指・人体への効果を謳っている。
[見解]除菌・消臭を謳っているが、人体への効果効能は謳っていません。
(12)インフルエンザ対策を謳っており薬機法違反の可能性がある。
[見解]特定の菌・ウイルスに限定した表現は誤認を与えるため削除しました。
(13)ベビー用品に使える根拠となる安全性試験結果が記載されていない。
[見解]製造元ホームページ、弊社媒体にて公開している安全データシートのとおりです。
【その他、責任について】
製品提供、製品使用により不都合が生じた場合、製品の検品や使用状況など事実確認を行い、製造元、販売元共に責任ある対応をいたします。
最近の経済産業省の発表をはじめとする様々なTV報道により、心配や利用に対する質問事項も多くあると存じます。
気兼ねなくご連絡やお問合せいただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
製造元 株式会社クリスタル技研
〒953-0034
新潟県新潟市西蒲区葉萱場76-乙
Tel:0256-76-2988
Fax:0256-72-3381
販売元 山田一郎商店
〒947-0054
新潟県小千谷市若葉1丁目60番地1
Tel:0258-86-7678
Fax:0258-86-7989